雅印の基本知識

雅印の語句に関する基本事項

姓名印で一般的な漢印調(印策)にするには、五分までは四文字が基本です。一番バランスよく美的に仕上がります。以下に三文字、五文字、六文字の収まりにくい例の四文字見本をあげておきます。参考にして下さい。(見本字体は実際とは異なります)もちろん印の大きいものは五文字、六文字で彫ってもかまいません。字の画数を考えて依頼し

「森 千代」 姓名が三文字の場合の様式見本例です。

「山田 貴美子」 姓名が五文字の場合の様式見本例です。

「三田村 信太郎」姓名が六文字の場合の様式見本例です。

雅印の語句は比較的に自由に入れ替えが出来るのですが、姓のみの印は雅印としては扱われません。もし姓のみで作りたい場合は最後に氏をつけると蔵書印的なものになりさしつかえないと思います。
女性の場合は結婚などに際し姓が変わる場合があるので、特に未婚の方は名前のみの白文が良いと思います。

金文印の場合は五文字でも比較的収まりよくつくれます。但し、五分までです。

四分以下は基本的にどの書体でも二文字とするのが良いと思われます。朱文ならば三文字でも大丈夫ですが白文で四文字となると印泥が油っぽい場合は文字がつぶれます。文字書体、文字数を考えて作って下さい。

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